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コンサル面接の必勝準備と質問事例・回答のコツ

くまピース

コンサルティング業界への転職を目指している方の中には、「コンサル面接では、どのような質問がされるのだろうか?」と不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

実際に、よく聞かれる質問としては、

  • コンサル面接では、どのような事前準備が必要なのか?
  • コンサル面接では、どのような答え方が良いのか?
  • コンサルの面接後には何をすべきか?

といったものが挙げられるでしょう。

そこで今回は、コンサル面接でよく出題される質問事例や回答のコツ、さらに具体的な回答例などについて、わかりやすく解説します。

コンサル面接を控えていらっしゃる方には必見の内容ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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コンサル面接における事前準備

コンサル面接は、他の業界よりも難易度が高い傾向があるため、事前準備は非常に重要です。

まずは、自分自身のスキルや経験を整理し、企業が求める人材像にどのようにマッチしているのかを明確にしましょう。

次に、企業研究を徹底的に行い、面接で企業のビジネスモデルや課題を話せるように準備することが大切です。

また、ケース面接対策として、ビジネスケースの解決方法を学び、練習問題を解くことも重要です。想定QAの録音と確認をすることで、よりスムーズに話せるようになるでしょう。

上記の準備を怠ることなく万全の体制で面接に臨むことが、コンサル面接成功のポイントとなります。

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コンサル面接の質問事例

コンサル面接では、一般的な面接とは異なる質問が多く出題されます。ここでは、以下のジャンルごとに具体的な質問事例を紹介していきます。

  • 自己紹介・転職理由
  • 論理的思考能力
  • スキル・経験
  • チームワーク

本気でコンサル面接に合格したい方は、必ず準備しておきましょう。

自己紹介・転職理由

自己紹介や転職理由として、以下のような質問が考えられます。

  • 簡単に自己紹介をお願いします
  • なぜ転職を考えたのでしょうか?
  • 弊社の志望動機は?
  • 前職の志望動機と退職理由は?

このような質問が想定されるでしょう。

上記の質問は自己分析にも繋がるため、必ず整理しておくことをおすすめします。

論理的思考能力

以下の質問は、論理的思考能力を問われる質問事例です。

  • 担当業務は何ですか?
  • どのような課題がありますか?
  • なぜそれが課題だと考えますか?
  • どうすればその課題を解決できますか?

論理的思考能力は短期間で習得できるものではないため、日頃から意識して考えるようにしましょう。

スキル・経験

スキルや経験を論理的に伝えることは、コンサル面接において重要な要素です。

  • 自分の強みや弱みは何ですか?
  • 弱みをどのように改善しますか?
  • 簡単に自己PRをお願いします
  • 成長できた経験はなんですか?
  • なぜ成長できたといえますか?

スキルや経験を伝える時は、回答時間が長くなりがちです。相手に端的に伝えるために、しっかりと事前準備を行いましょう。

チームワーク

チームワークに関わる質問も考えられるでしょう。

  • チームをまとめた経験は?
  • チーム内での自分の役割は?

もちろんコンサルでは個のスキルが求められますが、協調性も求められます。普段から自分の役割や求められていることは意識しておきましょう。

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コンサル面接における回答のコツ

コンサル面接での回答には、以下3つのコツがあります。

  • 論理的な構成で話す
  • 回答を1分程度にまとめる
  • 定量的に説明する

それぞれを詳しく解説していきます。

論理的な構成で話す

コンサルティング業界では、論理的な思考が非常に重要視されます。つまり、面接での回答も論理的に構成することが求められるといえるでしょう。

論理的な構成にするために、PREP法が有効です。具体的には、結論→理由→具体例→再確認の順で話を展開することを指します。

PREP法を活用することで、面接官はあなたの考えを理解しやすくなり、納得感を持ちやすくなるでしょう。

PREP法を用いた回答事例は、後ほど紹介します。

回答を1分程度にまとめる

コンサル面接では、面接官が多くの質問を準備しているため、回答を簡潔にまとめる能力も求められます。

回答時間の目安としては、1分程度にまとめることで面接官もストレスなく面接を進められるでしょう。

1分程度にまとめながらも、質問に対するポイントは明確に伝えつつ、具体的でわかりやすい内容にすることが大切です。

定量的に説明する

コンサルティング業界では、データや数字に基づいて説明することが非常に重要です。

定量的な情報を提供することで、自身の主張が具体的で信頼性のあるものだと感じさせることができます。

コンサルの実務においても、相手を数字で納得させるスキルは常に求められます。

上記3つのコツを意識することで、面接官に対して自身の思考プロセスやコミュニケーション能力をアピールできるでしょう。

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コンサル面接での回答事例

ここでは、コンサル面接での具体的な回答事例を2つ紹介します。

  • 質問事例①:プロジェクトを成功させるために大切なことは何ですか?
  • 回答事例①:プロジェクトを成功させるためには、目標設定が重要だと考えます(結論)。なぜなら、明確な目標があることでチーム全員が同じ方向を向いて努力できるからです(理由)。例えば、前職で担当した〇〇プロジェクトでは、最初にKPIを明確に設定したことで、全員がその達成に向け効率的に動くことができました(具体例)。その結果、プロジェクトは当初予定の2か月よりも1週間早く、かつ高い品質で完了できました(再確認)。
  • 質問事例②:過去に経験した最も困難なプロジェクトは何ですか?
  • 回答事例②:最も困難だったプロジェクトは、新製品の市場投入でした(結論)。プロジェクトは厳しい予算とスケジュールで、品質基準の維持が課題でした(理由)。私が行った対策は、プロジェクトチームのコミュニケーションを強化し、各メンバーの役割を明確にすることでした。また、プロセスの効率化を図るため、作業手順を見直し、無駄を削減しました。これにより、予算を5%削減しながら、製品の品質向上を達成しました(具体例)。最終的に、3か月予定のプロジェクトは2週間早く完了し、顧客満足度も高い評価を得ました(再確認)。

論理的な構成にするために、PREP法を活用するだけではなく、定量的な説明を含めながら簡潔に説明することで面接官も納得しやすくなるでしょう。

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コンサル面接(ケース面接)のコツ

コンサル面接において欠かせないのが、ケース面接です。なお、ケース面接では、実際のビジネスシナリオに基づいた問題が出題され、受験者が問題を解決するための思考プロセスやアプローチの説明が求められます。

、ケース面接対策におすすめの本は、以下3冊です。

  • 東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
  • 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
  • 仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

ケース面接を成功させるには、多様なフレームワークの理解や実践、ケース問題への慣れが重要です。上記の書籍などを活用しながら、計画的に準備を進めていきましょう。

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コンサル面接後にやるべきこととは?

コンサル面接が終了した後も、次のステップに備えてやるべきことがあります。

まずは、面接のお礼メールを送ることが重要です。これは、感謝の意を伝えることはもちろん、自分の意欲を再確認することにも繋がるでしょう。

また、面接での自分のパフォーマンスを振り返り、改善点を洗い出すことも重要です。次の面接に向けての準備を早めに始めることで、成功の可能性をさらに高められます。

面接は受けて終了ではなく、今後の改善や成長に繋げる意識を持つことが大切です。これはコンサル面接にとどまらず、実際の業務においても大切な考え方のため、忘れないようにしてください。

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まとめ:コンサル面接に合格するために、質問事例と回答のコツを理解しよう

今回は、コンサル面接でよく出題される質問事例や回答のコツ、さらに具体的な回答例などについて解説しました。

コンサルティング業界への転職を目指す方々にとって、コンサル面接は非常に重要なステップです。

コンサル面接に合格するためには、論理的な構成で話すことや回答を1分程度にわかりやすくまとめること、定量的に説明することなどがポイントになります。

また、面接後も自身の改善点を振り返り、次に備える姿勢を持つことで、コンサル転職後も成長を続けることができるでしょう。ぜひ、意識して取り組んでみてくださいね。

本記事が、コンサル面接を控えている皆さまの合格のきっかけになりましたら幸いです。

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